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研究 【Study】

第41回千葉県学校事務研究協議会 総会報告

平成15年5月27日
千葉県文化会館



曇空の日が多く、初夏の明るい太陽が恋しく思える5月27日、平成15年度第41回千葉県学校事務研究協議会総会が千葉県文化会館にて開催されました。(参加人数1034名)
 開会式で廣田会長から「千事研の当面の課題として3点申し上げます。1点目は、私たちの長年の課題でした学校事務職員の標準的職務についてです。平成15年3月25日付教義第515号で県教委より通知された文書に、地方分権が一層進展する中、地域や学校の現状を踏まえた職務内容を整理検討して明確化を図るとあります。その具体的な課題として、各市町村教委からの早期の通知、各校での校務分掌の位置付けと学校運営への参画、処務規程の策定、の3点が示されています。教育委員会・校長会・教頭会等による策定会議を組織している所もあります。そのような例を参考に早期に解決していく必要があります。
 2点目の課題としては、二つの新たな特別委員会の設置です。組織を地域や学校の実情に合わせたものにするための会則検討委員会と情報の共有化のための情報委員会を設置したいと考えています。情報を私たちだけが持つのではなく、学校や地域等と共有するために情報委員会では現在まで千事研ホームページの開設準備を進めています。皆様の研究された情報等を千事研にお寄せください。
 3点目の課題は平成17年1月27,28日千葉市を中心に開催予定の関東地区事務研究大会です。皆様方一人一人のお力を借り、着実な研究成果を挙げたいと考えています。」と挨拶がありました。 来賓挨拶の中で、山下教育次長から「県の施策『千葉2003年アクションプラン』の中で教育委員会として三つの重点的な施策を展開しています。確かな学力の定着と一人一人の個性を生かす教育の推進、子どもたちの個性が輝き生き生きと活動する千葉県ならではの特色ある教育の推進、学校・家庭・地域社会が一体となり豊かな心を育み子どもの個性に応じた教育の推進の3点です。各学校において教職員が持てる能力を最大限に発揮し協力体制を作り、これらの施策を具現化していただきたい。
 昨年から施行されている小中学校設置基準の中の学校評価において特に事務職員の方々が評価・情報公開発信の分野で重要な役割を果たされると期待しています。教育内容の多様化・諸制度の多様化に伴い、今後一層学校事務を学校運営組織の中に適切に位置付けることが不可欠です。事務職員の皆様は学校事務を総括していただき、教育指導等と共に学校運営が円滑に機能していくことが重要であると思っております。
 本年3月に長年の懸案でした『市町村立学校における事務職員の職務内容の位置付けについて』を通知しました。市町村教育委員会がこの具体的な規則等を制定するに当たり皆様の長年の研究内容が生かされることを強く願っています。」と話されました。
 午後からは、山下和茂教育次長の講演に引き続き全体研修会として共同実施についてのパネルディスカッションが行われました。
 標準的職務の通知がされてから初めて全体が一同に会する機会となり、新たなる時代に向けてそれぞれの意識が高まった総会となりました。 
 



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