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研究 【Study】

第42回 千葉県学校事務研究協議会 総会報告

平成16年5月25日
千葉市民会館


爽やかな皐月晴れの5月25日、平成16年度第42回千葉県学校事務研究協議会総会がリニューアルした千葉市民会館で行われました
 開会式で廣田会長から「千事研の当面の課題として2点に絞りお話しさせていただきます。1点目として、義務教育費国庫負担制度見直しの問題です。現在、事務職員がその見直しの中で外されるような危機的状況にあります。各地で各団体が集会を行っているところですが、今こそ私たち学校事務職員が学校の中で果たす役割をもう一度再認識し、よりよい仕事を決意を持って行うべきです。2点目は、標準的職務の問題です。現在40%の市町村教育委員会から通知を受けている状況ですが、私たちが学校経営に参画し、学校の活性化を図るためには通知を受けることがまず第1番です。それに付随し、校務分掌見直しの問題、処務規程制定の問題が出てくるかと思いますので、各市町村において教育委員会・校長会・教頭会と連携し組織的な活動をお願いします。」と挨拶がありました。
 来賓挨拶の中で、大路正浩教育次長は「県教委では大変厳しい財政状況の中、千葉2004年アクションプランの重点施策として個性が輝教育の推進を掲げて創意工夫をしながら教育の充実に努力をしているところです。少人数学級・特別支援教育の推進、スクールカウンセラーの設置、全国高校総体開催準備等課題は多々あります。皆様方に関係の深いところでは、地方出張所の再編がこの4月よりあり、5つの教育事務所と5つの分室という新しい形でスタートしました。指導業務の充実と教職員人事の活性化、小中高の連携の更なる強化を図りたく考えています。子ども達の健やかな成長という最大の県民サービスが教育事務所を中心に展開されますようご協力をお願いします。
 また、昨年各出張所単位で行われた公立小中学校として実施したものです。本年度も皆様方の忌憚のない意見を聞きながら、実施したいと考えております。昨年3月の職務内容の位置づけの通知を受け、具体的な規程等を制定する市町村教育委員会も出てきました。各学校が自主性・自律性を確立し、特色ある学校づくりを推進したり、個人情報保護等適正な情報管理を行いながら積極的に情報を公開して開かれた学校づくりを進めていくことを期待し、皆様方が財務・法令・文書処理・予算関係事務などを始めとする行政事務の担当者としての能力にさらに磨きをかけ、学校運営の適正な管理に活躍されることを期待しています。」と話されました。
 続く総会では、15年度報告事項、16年度事業計画等が承認され、16年度新体制がスタートしました。
 午後からは、大路教育次長の講演に引き続いて、全体研修会として、来年1月に行われる関ブロ千葉大会に向けて提案委員会による中間報告が行われました。千名を越える参加者が、義務教育費国庫負担制度見直しの問題・標準的職務の問題・学校事務業務の共同実施の問題等、私たちの今後の行く末に関わる大きな課題を再認識し、これからの学校事務のあり方を真摯に考える機会になる総会でした。

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第41回 千葉県学校事務研究協議会 総会報告 (平成15年)



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